■more008:前立腺癌の放射線治療
主催:一般社団法人がん医療の今を共有する会(ACT)
■前立腺は動く
■N・M分類
・リンパ節に転移:N分類
・他臓器の転移(骨等):M分類
■IMRT(強度変調放射線治療)
・ある方向(矢印マーク)の照射において
⇒放射線の線量(強度)を変更できる
⇒正常組織をえぐる形で病変に照射
■VMAT=回転原体照射+IMRT
■50%以上の線量分布比較
■90%以上の線量分布比較
・IMRT:直腸に重なる部分が少ない
■低リスク・中間リスク群・高リスクにおけるUHH(超寡分割照射)の推移
■後ろ向き調査結果
■前立腺は動く
■位置精度を高める方法
・金属マーカー
■前立腺と直腸が接している
■前立腺と直腸の間に何か挿入出来るなら
■異なるビームを束ねる
・ブラッグピークは点
⇒点を面に広げる拡大ブラックピーク
⇒ガン細胞領域に照射する
■ガン細胞を破壊する能力
・粒子線は放射線の倍の破壊力がある
・ガン細胞内の酸素が少ないと
⇒放射線は効果が低下する
⇒粒子線は効果が維持出来る
■ビームを打つ方向を減らせる効果
・2次発ガンの減少
⇒被ばくする体積に差がある
■講演3「前立腺がん、知ってほしい放射線治療の今」 青木昌彦
■前立腺は動く
・前立腺の周囲1㎝を含めえ照射する必要がある
⇒照射量は70Gyが限度
■1990年代の改善策
■2000年代の改善策
■2010年代の改善策
■照射回数の比較
・通常分割も寡分割も有意差が無い
■更なる照射回数の低減
・サイバーナイフ:5回照射
■ガイドラインでは
■副作用
・急性期反応と晩期反応
・予防策
⇒IMRTを推奨
■IMRTの(強度変調放射線治療)の成績
・IMRT vs 3D-CRT
■直腸障害対策
・Space OAR(ハイドロゲル)
⇒10秒程度でゼリーの注入完了
⇒7年程前に製造承認
■3か月間保持(8週の放射線治療に余裕)、6ヵ月後加水分解で消失
■重粒子線治療
・Bragg peak(ブラッグ・ピーク)
⇒身体表面からの照射深さに制限が加えられる
⇒ビームの寸止めが出来る
■処方線量の届く距離が短い
・シードでは2~5㎜
⇒前立腺と直腸の距離が2~3㎜
■前立腺の体積測定
■前立腺ガンが発生しやすい辺縁部に高い照射が出来る
■適応外患者
・大きな前立腺
■BEDを200Gy達成する為に
・シード+外部照射
■高リスク前立腺ガン:BED>200Gy
・3者併用治療(短期ホルモン療法 vs 長期ホルモン療法)
⇒累積PSA再発率、累積PSA再発率+死亡率、累世遠隔転移率、全生存率比較
⇒相違は無かった
⇒長期ホルモン療法は不要になる?
⇒遠隔転移を抑えられる可能性も
■転移
・3つの区分
■今後期待される治療法
・リガンド(受容体)に結合
※mRNAのようなイメージ?
■ルテチウム:FDA承認
※数年後に日本でも承認の期待もされている