⑤-4-2-2.放射線療法の全体観

■more008:前立腺癌の放射線治療

主催:一般社団法人がん医療の今を共有する会(ACT)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lWiUA-GRsKM&ab_channel=ACT%3A%E3%81%8C%E3%82%93%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E4%BB%8A%E3%82%92%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BC%9A

■前立腺は動く

N・M分類

リンパ節に転移:N分類

他臓器の転移(骨等):M分類

■IMRT(強度変調放射線治療)

・ある方向(矢印マーク)の照射において

⇒放射線の線量(強度)を変更できる

正常組織をえぐる形で病変に照射

■VMAT=回転原体照射+IMRT

50%以上の線量分布比較

90%以上の線量分布比較

IMRT:直腸に重なる部分が少ない

■低リスク・中間リスク群・高リスクにおけるUHH(超寡分割照射)の推移

■後ろ向き調査結果

■前立腺は動く

■位置精度を高める方法

金属マーカー

■前立腺と直腸が接している

前立腺と直腸の間に何か挿入出来るなら

■異なるビームを束ねる

ブラッグピークは点

を面に広げる拡大ブラックピーク

⇒ガン細胞領域に照射する

ガン細胞を破壊する能力

粒子線は放射線の倍の破壊力がある

ガン細胞内の酸素が少ないと

放射線は効果が低下する

粒子線は効果が維持出来る

■ビームを打つ方向を減らせる効果

・2次発ガンの減少

被ばくする体積に差がある

■講演3「前立腺がん、知ってほしい放射線治療の今」 青木昌彦

出典:https://www.youtube.com/watch?v=HDwHsdiizuU&ab_channel=%E3%80%9C%E5%89%8D%E7%AB%8B%E8%85%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%82%A3%E8%80%85%E3%83%BB%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%9C%E8%85%BA%E5%8F%8B%E5%80%B6%E6%A5%BD%E9%83%A8

前立腺は動く

前立腺の周囲1㎝を含めえ照射する必要がある

照射量は70Gyが限度

■1990年代の改善策

2000年代の改善策

2010年代の改善策

照射回数の比較

・通常分割も寡分割も有意差が無い

更なる照射回数の低減

・サイバーナイフ:5回照射

■ガイドラインでは

副作用

急性期反応と晩期反応

・予防策

IMRTを推奨

IMRTの(強度変調放射線治療)の成績

・IMRT vs 3D-CRT

■直腸障害対策

・Space OAR(ハイドロゲル)

⇒10秒程度でゼリーの注入完了

7年程前に製造承認

3か月間保持(8週の放射線治療に余裕)、6ヵ月後加水分解で消失

重粒子線治療

Bragg peak(ブラッグ・ピーク)

身体表面からの照射深さに制限が加えられる

ビームの寸止めが出来る

処方線量の届く距離が短い

シードでは2~5㎜

前立腺と直腸の距離が2~3㎜

前立腺の体積測定

前立腺ガンが発生しやすい辺縁部に高い照射が出来る

適応外患者

大きな前立腺

BEDを200Gy達成する為に

・シード+外部照射

高リスク前立腺ガンBED>200Gy

・3者併用治療(短期ホルモン療法 vs 長期ホルモン療法)

累積PSA再発率、累積PSA再発率+死亡率、累世遠隔転移率、全生存率比較

相違は無かった

長期ホルモン療法は不要になる?

遠隔転移を抑えられる可能性も

■転移

・3つの区分

■今後期待される治療法

・リガンド(受容体)に結合

※mRNAのようなイメージ?

■ルテチウム:FDA承認

数年後に日本でも承認の期待もされている