⑤-4-3-2-1.DNAとガン細胞の特徴と放射線治療

2023年10月1日開催 「前立腺がんセミナー2023 札幌 : 患者・家族の集い」 講演3:「放射線治療の進歩と現状について」 北海道がんセンター 放射線治療科 放射線診療部長 西山 典明

■ガン細胞の特徴と放射線治療

群馬大学公開講座『重粒子線がん治療について』①「重粒子線治療とは?」より転記

■X線の特徴

・肉(細胞)は透過しやすく

⇒骨は透過しない

■X線はDNAの2重螺旋を切断するのではなく

・細胞の大半を占める水と反応する

■X線は細胞の大半を占める水と反応

・その際、電子をたたき出して

⇒不安定な活性酸素(フリーラジカル)を生成する

■酸素が細胞の周りに無いと

・不安定な活性酸素(フリーラジカル)は

⇒電子と結合して元の水に戻る

↓

■酸素が細胞の周りに有ると

↓

・水に戻る事もなく

↓

・酸素と結びつき

↓

・新たな強力な活性酸素(フリーラジカル)を生成する

↓

■X線は酸素と働き

・活性酸素(フリーラジカル)を介して

↓

■間接的にDNAの2重螺旋の一本を切断

・X線は腫瘍内の酸素に影響を受けやすい

■ガン細胞(腫瘍)が小さい(初期段階)場合

・血管からの酸素供給がなされ

⇒X線は細胞内の水と酸素の反応により

⇒活性酸素(フリーラジカル)を介して

⇒間接的にDNAの2重螺旋の一本の切断

⇒ガン細胞の増殖を抑え、ガン細胞を小さくする事に繋がる

■ガン細胞(腫瘍)が段々大きくなるにつれて

・血管からの酸素供給が不足し始め

⇒X線の効果が段々と低減(効きが悪くなる)する

■大きな腫瘍

・血管の生成が間に合わず

⇒血管内からの酸素供給が出来ず

⇒ガン細胞(腫瘍)は酸素不足になり

⇒X線の効果が低減(効き難い)する

出典:https://www.youtube.com/watch?v=oOm4XV5l25o&t=13s&ab_channel=%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

■あきらめないがん治療-粒子線治療講演会-前編

出典:兵庫県立粒子線医療センター 沖本院長(2024年9月1日) https://www.youtube.com/watch?v=R0JakpsrnZ4&t=2s&ab_channel=%E3%80%90%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%B7%9A%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

■主治医の見解以外に何か可能性はないか?

例:X線治療後の再発なのでX線治療は不可能です等

治療をあきらめるしかないのか?

■治療法の選択を医者まかせでは納得ができるか?

・患者も知っておく(事前学習)ことが大事だ

⇒正しい(適切な)治療法に辿り着くために

<参考情報>

■因果関係が立証されているがん

・喫煙:肺がん

・飲酒:食堂がん、舌がん

・感染:子宮がん

■いくつかの変異が積み重なって

・がん細胞に成長する

⇒それなりの時間がかかる

⇒つまり、加齢(高齢になること)なれば誰でもが有する

■細胞エラーが積み重ねた結果

■がんの進行度

<参考情報>

・前立腺がんのリンパ節転移の平均サイズ

⇒1.8㎜

◆日本版ノモグラム

・限局ガンでない確率のうが圧倒的に多い

⇒小さな浸潤ガンとか

⇒小さなリンパ節転移が飛んでいる等

(CT検査、MRI検査で検出できない現状が有る)

<参考情報:Microsoft Copilotの回答>

・CTでは8mm以上のリンパ節転移を検出するのに適しているとされています。

・DWIBS法は8.5mm以上のリンパ節転移を検出するのに適しているとされています。

・超音波検査では約5mm以上のリンパ節転移を検出することが可能

⇒ただし、検出精度は使用する機器や技術、検査を行う医師の経験によっても異なるため、より小さな転移を見逃す可能性もあります。

・MRI検査では約8mm以上のリンパ節転移を検出することが可能

・PET-CT検査では約4mm以上のリンパ節転移を検出することが可能

■直径2㎝のがん

・どれ位のがん細胞数があるか?

⇒約10億個

・1㎝以上の大きさのがん細胞にならないと発見できない

⇒1㎝以下のサイズのがん細胞は何処かに転移している

※精神的安定の観点からここ事は無知が幸いしてる

◆日本版ノモグラム

・限局ガンでない確率のうが圧倒的に多い

<参考情報>

■がん細胞=蜂の巣

・限局期に相当

⇒切除または放射線治療で完治可能

■限局進行期

・手術による根治的な治療が困難な症例がある

⇒少しずつがん細胞を切り崩していくので

⇒がん細胞を周辺にまき散らす可能性がある

⇒又、全てを切り崩せる保証がない

・放射線治療の良い適応となる

⇒高齢、基礎疾患、切除範囲が広すぎる等

■Ⅳ期でも11.5%が5年生存している

・Ⅳ期でも例外がある

⇒色んなパターンがあるので

⇒簡単にあきらめない

■粒子線治療はⅢ期まで

・対象患者:手術が可能

※詳細な内容(最新情報)は以下動画時間を確認

■監視療法(≒待機療法)について

・途中でがん細胞の性質が変わる事もあるので

⇒注意深い観察と診断が必要

※高齢化に伴う認知症患者は治療が出来ない

・ピンポイント照射が当たり前の時代

⇒誤差2㎜程度、最大5㎜に収まる

・認知症患者

⇒安静に指示された状態に身体を保てない

⇒照射時に動く事もあり、治療の安全性が保てない

⇒テーマになっている

出典:サブタイトル/⑤-4-3-2-2-1-1.粒子線治療と寡分割照射