⑤-4-3-4.ホルモン療法

■【JCF2022】去勢抵抗性前立腺がん治療中のQOLと骨転移への早期対応の重要性について

演者:北村 寛 ( 富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学 教授)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=WPD-2DMALbQ&t=1872s&ab_channel=CancerChannel

■概念

■男性ホルモン(アンドロゲン)内の

テストステロンが90%占め

精巣から主に分泌される

これが前立腺ガン細胞に入り込み

ガン細胞内のAR(アンドロゲン)受容体が待ち構えている

T(テストステロン)は直接ARに結合するのではなく

T(テストステロン)は5α還元酵素によって

DHT(ジヒトロテストステロン)に変換されて

AR(アンドロゲン)受容体に結合する

ガン細胞の核の中にDNA(2重螺旋)があり

DHTAR受容体がDNA内で

ガン細胞のタンパク質を生成増加をさせ

PSAが上昇し

画像診断でガン細胞が分かるまで成長する

◆ホルモン療法の実態

・T(テストステロン)を除外すれば

前立腺ガン細胞の餌がなくなる

⇒昔は2個ある精巣を除去していたが

現在は薬(ホルモン注射)にて

精巣が無いと同じ状態を作っている

去勢抵抗性前立腺ガン(CRPC)

ホルモン治療が効かなくなる

前立腺ガン細胞を大別する研究が示唆する事

ホルモン療法が効きやすいタイプのガン細胞

ホルモン療法が効きにくいタイプのガン細胞

一つのシナリオ例(CRCPになるまでの過程)

<参考情報>

<参考情報>

<参考情報>

新規ホルモン治療薬の薬価は非常に高い割に効果は少ない現実(第1世代:数千円と第2世代:数万円の違い)

⇒ヴィンテージ治療からアップフロント治療