
■【JCF2022】去勢抵抗性前立腺がん治療中のQOLと骨転移への早期対応の重要性について
演者:北村 寛 ( 富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学 教授)
出典:https://www.youtube.com/watch?v=WPD-2DMALbQ&t=1872s&ab_channel=CancerChannel



■概念

■男性ホルモン(アンドロゲン)内の
・テストステロンが90%占め
⇒精巣から主に分泌される
⇒これが前立腺ガン細胞に入り込み
⇒ガン細胞内のAR(アンドロゲン)受容体が待ち構えている
⇒T(テストステロン)は直接ARに結合するのではなく
⇒T(テストステロン)は5α還元酵素によって
⇒DHT(ジヒトロテストステロン)に変換されて
⇒AR(アンドロゲン)受容体に結合する
⇒ガン細胞の核の中にDNA(2重螺旋)があり
⇒DHTAR受容体がDNA内で
⇒ガン細胞のタンパク質を生成、増加をさせ
⇒PSAが上昇し
⇒画像診断でガン細胞が分かるまで成長する
◆ホルモン療法の実態
・T(テストステロン)を除外すれば
⇒前立腺ガン細胞の餌がなくなる
⇒昔は2個ある精巣を除去していたが
⇒現在は薬(ホルモン注射)にて
⇒精巣が無いと同じ状態を作っている


■去勢抵抗性前立腺ガン(CRPC)
・ホルモン治療が効かなくなる

■前立腺ガン細胞を大別する研究が示唆する事
・ホルモン療法が効きやすいタイプのガン細胞
・ホルモン療法が効きにくいタイプのガン細胞

■一つのシナリオ例(CRCPになるまでの過程)














<参考情報>

<参考情報>


<参考情報>








・新規ホルモン治療薬の薬価は非常に高い割に効果は少ない現実(第1世代:数千円と第2世代:数万円の違い)
⇒ヴィンテージ治療からアップフロント治療













