■保険適応範囲と自由診療の範囲
<Microsoft Copilotの回答>
・IMRT(強度変調放射線治療)は、
⇒限局性の固形悪性腫瘍に対して保険適用される治療法です。
⇒一方で、転移が広がった場合や特定の症例では自由診療となることがあります。
【保険適用範囲】
- 対象疾患: 頭頸部腫瘍、前立腺腫瘍、中枢神経腫瘍などの限局性固形悪性腫瘍。
- 適用条件: 周囲の正常組織への影響を抑えながら、腫瘍に対して最適な線量分布を提供できる場合。
- 施設基準: 厚生労働省の定める基準を満たした医療機関で実施可能。
<保険適用されるがんの具体例>
- 頭頸部がん(咽頭がん、喉頭がんなど)
- 前立腺がん(転移を伴わない限局性のもの)
- 中枢神経系腫瘍(脳腫瘍など)
- 肺がん(特定の限局性病変)
- 婦人科系がん(子宮頸がんなど)
- 消化器系がん(膵臓がん、大腸がんの一部)
【自由診療範囲】
- 対象疾患: 転移がんや末期がんなど、保険診療の適用範囲外の症例。
- 治療の自由度: 医師が患者にとって最適な治療法を選択できるため、標準治療が難しいケースにも対応可能。
- 費用: 保険適用外のため、治療費は全額自己負担となる。
■講演3「前立腺がん、知ってほしい放射線治療の今」
出典:青木 昌彦:弘前大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学講座 教授/「前立腺がんセミナー2024 青森 : 患者・家族の集い」より一部抜粋




■前立腺は動く
・前立腺の周囲1㎝を含めえ照射する必要がある
⇒照射量は70Gyが限度

■1990年代の改善策

■2000年代の改善策

■2010年代の改善策


■照射回数の比較
・通常分割も寡分割も有意差が無い

■更なる照射回数の低減
・サイバーナイフ:5回照射

■ガイドラインでは

■副作用
・急性期反応と晩期反応
・予防策
⇒IMRTを推奨

■IMRTの(強度変調放射線治療)の成績
・IMRT vs 3D-CRT

■直腸障害対策
・Space OAR(ハイドロゲル)
⇒10秒程度でゼリーの注入完了
⇒7年程前に製造承認

■3か月間保持(8週の放射線治療に余裕)、6ヵ月後加水分解で消失


<参考情報>





■more008:前立腺癌の放射線治療
出典:話し手:中村清直(京都市立病院 放射線治療専門医) 聞き手:中村聡明(放射線治療専門医)/主催:一般社団法人がん医療の今を共有する会(ACT)より一部抜粋
■IMRT(強度変調放射線治療)
・ある方向(矢印マーク)の照射において
⇒放射線の線量(強度)を変更できる
⇒正常組織をえぐる形で病変に照射


■VMAT=回転原体照射+IMRT

■IMAT vs 4門照射の標的領域比較
・50%以上の線量分布比較

・90%以上の線量分布比較
・IMRT:直腸に重なる部分が少ない

■寡分割照射









■低リスク・中間リスク群・高リスクにおけるUHH(超寡分割照射)の推移



■後ろ向き調査結果




■just fitで照射すれば解決?

■前立腺は動く
・数~10㎜移動する


■位置精度を高める方法
・金属マーカー

■前立腺と直腸が接している
・直腸が照射されてしまう

■前立腺と直腸の間に何か挿入出来るなら
・直腸と前立腺の間に隙間を作ろう

■直腸スペーサを隙間に挿入


■3か月間保持(8週の放射線治療に余裕)、6ヵ月後加水分解で消失

<参考情報>

■ガン細胞を破壊する能力
・粒子線は放射線の倍の破壊力がある
・ガン細胞内の酸素が少ないと
⇒放射線は効果が低下する
⇒粒子線は効果が維持出来る

■ビームを打つ方向を減らせる効果
・2次発ガンの減少
⇒被ばくする体積に差がある


■異なるビームを束ねる
・ブラッグピークは点
⇒点を面に広げる拡大ブラックピーク
⇒ガン細胞領域に照射する





