more 008:前立腺がんの放射線治療
出典:中村清直(京都市立病院 放射線治療専門医)2024年12月15日










■IMRT(強度変調放射線治療)の特徴(改善)
・凹凸の形状に沿った線量分布が可
⇒照射方向に関して強弱の線量を出力が出来る
⇒出来るだけ『正常な組織領域』への照射線量を減らす







・1回の線量を上げながら前立腺癌・正常組織へのダメージ関係
⇒1回線量3Gyの関係が選択目安になる
⇒分割回数の低減が期待できる(39回→20回)


・照射の位置決め精度が重要
⇒臓器は動く(肺:呼吸)等
⇒正常な領域の組織に高線量が照射される














■前立腺は治療中に動く(膀胱、直腸の状態変化で)




■照射範囲の精度を高めたい

・マーカーを利用
⇒位置確認


・前立腺と直腸間
⇒スペースOAR



■拡大ブラッグピーク
・がん細胞(病巣)領域に照射
⇒陽子線とエネルギーの少ない陽子線を組み合わせて
⇒ブラッグピークを広げる事ができる
・体内深さ照射
⇒ピン止めのごとく止める
⇒裏側(後方)の照射が劇的に低減

■がん細胞の破壊力
・酸素が少ない細胞
⇒X線・陽子線は破壊力が弱くなる

■陽子線 vs 重粒子線の各リスク群における生存期間
※位置決め精度が低い装置(古い装置)での結果

