■放射線治療選択前の検査の質を高める&再発(PSA値上昇)
・PSMA-PET(保険外診療:自己負担/¥30万円程度)
⇒小さな病変を検出できる
⇒具体的な行動・意識決定が出来る
※CT、骨シンチでは検出できない小さな病変


■PSMA-PET検査
・初期病気診断をより正確に
⇒再発部位をより正確に診断
・PSMA-PETによるPSAの値<0.5未満
⇒再発の発見率:約40%
注:再発の閾値(手術:0.2,放射線:2.0)
※PSMAーPETとは前立腺ガン特異タンパク質を検出するPET検査

・事例
・CTではリンパ節転移が発見できず
⇒PSMA-PETでは矢印部の転移部位を発見
※全医者が待ち望んでいる検査



■放射線治療の選択肢が取れる
・ガン細胞の部位が特定できる
⇒ガン細胞の部位が特定できなければホルモン療法になる

more 008:前立腺がんの放射線治療
出典:中村清直(京都市立病院 放射線治療専門医)2024年12月15日










■IMRT(強度変調放射線治療)の特徴(改善)
・凹凸の形状に沿った線量分布が可
⇒照射方向に関して強弱の線量を出力が出来る
⇒出来るだけ『正常な組織領域』への照射線量を減らす







・1回の線量を上げながら前立腺癌・正常組織へのダメージ関係
⇒1回線量3Gyの関係が選択目安になる
⇒分割回数の低減が期待できる(39回→20回)


・照射の位置決め精度が重要
⇒臓器は動く(肺:呼吸)等
⇒正常な領域の組織に高線量が照射される














■前立腺は治療中に動く(膀胱、直腸の状態変化で)




■照射範囲の精度を高めたい

・マーカーを利用
⇒位置確認


・前立腺と直腸間
⇒スペースOAR



■拡大ブラッグピーク
・がん細胞(病巣)領域に照射
⇒陽子線とエネルギーの少ない陽子線を組み合わせて
⇒ブラッグピークを広げる事ができる
・体内深さ照射
⇒ピン止めのごとく止める
⇒裏側(後方)の照射が劇的に低減

■がん細胞の破壊力
・酸素が少ない細胞
⇒X線・陽子線は破壊力が弱くなる

■陽子線 vs 重粒子線の各リスク群における生存期間
※位置決め精度が低い装置(古い装置)での結果

