■4.営農計画検討
①詳細内容はメニュー『熟練者の技を凌駕した農産物品質を実現』にて記載。
新規就農者が事前に十分に検討された『モデル駆動=生産工程定義』によるPDCAサイクルを回しての有機農業実践事例と成果
②詳細内容はメニュー『営農計画』&『施設園芸のPDCA~植物工場』にて記載。
特に『施設園芸のPDCA~植物工場』で紹介した (有)育葉産業様の事例は非常に有益である。
施設園芸に携わらない農家の方にも示唆に富む情報が発信されています。
例えば、農業所得に直結する観点から『その他経営上の特徴』にて以下のように記載されている。
・販路は、ほぼ100%農協向けの出荷
・産地全体の出荷量や出荷単価
⇒過去の公開データをもとに、『単価の高い時期』に出荷量を増やすように計画生産する。
⇒収益を向上させている。
・予定出荷量や生産工程、安全管理、地域での害虫発生状況等に関する情報
⇒なるべく全ての市場関係者(せり人等)等に共有するようにしている。
⇒情報を公開し、リスク発生時の対応(虫発生時の代替え対応等)についても事前に情報共有しておく。
・トレーサビリティの仕組み作り
⇒クレーム対応なども最小限の労力で対応できるようにしている。
・コストに関して
⇒人件費が4割強と最も高い割合を占めている。
⇒尚、人件費のの6~7割は出荷調整作業にかかっている。
詳細な内容は、平成30年 次世代施設園芸地域展開促進事業 事業報告書(別冊1)で紹介されたタイトルは『ロボット化や先進的GAPの取組を通し、高効率で高品質なミツバを生産』の箇所にて記載されています。
営農計画を立てる際、同じ面積でも農業所得にバラツキが有る事を前提に、バラツキ幅を抑える施策を事前検討で行う事は、将来に対する漠然とした不安を取り除く事も可能になり、意識的に課題項目にも取り組める。