■直近の課題
■癌傷へのキラーT細胞の増殖
・癌傷所属リンパ節は重要な働きをしている
⇒外科的に癌傷リンパ節を取り除く事は
⇒免疫療法に於いては良くない。(マウス実験)
■効率を上げる方法
・現在世界中で何千という治験が行われている。
⇒PD-1+何かの組合せで治験が行われている。
⇒最大のパートナーはCTLA4(別の免疫のブレーキ)。
⇒化学療法、放射線療法との組合せ。
⇒これらがペアとなっている。
■新しい組合せ事例
・ミトコンドリアが著しく活性化しないと
⇒活性化したリンパ球の仲間(キラーT細胞)が作れない。
・ミトコンドリアを活性化させる薬剤の探索
⇒ベサフィブラート(既に認可されている薬剤)を見つける。
・PD-1抗体+ベサフィブラートの組合せ
⇒PD-1抗体単独よりも
⇒更に効く事が分かった。(マウス実践)
・2剤を併用した治験のフェーズⅠを終えてデータが準備できている段階
⇒どうも効くらしい結果を得ている。
⇒次のフェーズを検討。
・全身的な生体統御の中でがん治療を考えてく必要がある。
⇒生体統御の異常で脳神経に影響を与え、行動異常が起きる事が報告されている。
・ペニシリンの発見とその後の歩みを辿ればと願う(本庶先生談)
⇒感染症を根治できなくとも
⇒コントロール出来るようになった。
・がんが完全に消えなくとも
⇒大きくならなければ良い。
⇒平衡状態で、日常生活に影響を与えなければ
⇒慢性疾患(高血圧、糖尿病等の生活習慣病)となれば
⇒人類はがんを克服した事になるかもしれない。
・21世紀はPD-1阻害薬によるがん免疫治療法でがんの克服の可能性
・獲得免疫の幸運
・がん細胞も獲得免疫のターゲットとなる。