■外照射の発達・高精度化を使いこなす能力と運用体制
出典:講演4「外照射の進歩と小線源療法」萬 篤憲(東京医療センター 放射線治療科 部長)


■照射回数の変遷(時短と大線量)
・ずれ幅
⇒照射を受けても
⇒正常組織が耐えられる許容幅(範囲)

■照射の副作用に対する工夫
・位置決め・スペーサー

■事前計画と準備
・ノウハウ(実践的な知識・経験)の蓄積と判断力
⇒治療成績に結びつく

■線量(照射)計画図作成

■毎日の照射と実際
・通常分割:37~40回(週5日、8週間)
⇒継続(週5日照射)する事が治療成績に直結
・位置合わせに大半の時間を費やす
⇒膀胱・直腸(排便・排ガスの動き)が予想しずらい
⇒照射時間は2分程度


■照射回数が少ないと(寡分割照射)
・総線量が大事

<参考情報>
・5回照射(超寡分割)を実施している施設
⇒全国で5施設(東大・国がん中央・阪大・神戸低浸襲・関西医科大:2022年)

■適応放射線治療の試み
・ハード(MRリニアック:千葉大、東北大)で対応
⇒運用スキルが求めらる
⇒人材育成

※MRリニアックによる前立腺癌超寡分割照射(100症例突破記念)
2024年10月には500例を超える実績となりました。
講演2「前立腺がん放射線治療の進歩~MRリニアックに至るまで」 宇野 隆(千葉大学医学部附属病院 放射線科教授)
■本当に必要なのは
・最新機器を使いこなせる
⇒放射線治療を支える
⇒技師、物理士、医師、看護師らの確保、訓練、教育との連携

■期待されているが

■少数転移(オリゴ転移:再発)
・定位照射(超寡分割)

■オリゴ転移の発生分類化
・分類毎に適した治療の選択
⇒標準的治療にまでになっていない

■放射線治療が飛躍するか試されている
・新たな必殺技として超期待されている
⇒超寡分割(骨はズレにくい)

■前立腺がんでは
・アブスッコパル効果は
⇒起きていないようだ(現時点)
