3. 臨床報告:骨転移
■Case1 泌尿器科:前立腺癌の骨転移検索目的
・70代、男性。PSA著明高値(6000ng/mL)の前立腺癌で転移検索目的にてWBDWIを施行した。
⇒WBDWIで上腕骨、肋骨、横突起、骨盤内リンパ節転移が認められる(図10)。
⇒この症例はPSAが著明高値であったため、
⇒CTを撮影せずにWBDWIを撮像することで迅速な治療方針決定に貢献することができた。
・依頼医からも
⇒WBDWIは骨の情報だけでなく、
⇒リンパ節や臓器の情報も得ることができるので
⇒非常に有用であると評価が得られた。

4. 臨床報告:治療効果判定
■Case1 泌尿器科:前立腺癌の骨転移に対する放射線治療後の評価目的
・70代、男性。前立腺癌の骨転移に対して放射線治療を開始。
⇒治療前後の評価目的にてWBDWIを施行した。
⇒治療前後の胸椎、腰椎の骨転移(➞)が骨シンチ(①②)では著変がないが、
⇒WBDWI(③④)では信号強度の低下を認めるため、
⇒治療効果があることが示唆される。
⇒T1WI(⑤⑥)でも、骨転移の信号強度は低下しており⇒
⇒CT(⑦⑧)では、石灰化により著明なCT値の上昇が認められる(図13)。
⇒骨転移の治療が奏功した結果生じる骨硬化(フレア現象)や、骨シンチの高集積に対して
⇒WBDWIの信号強度の低下は治療効果判定に有用であると評価が得られた。

出典:サブタイトル/⑤-4-2-9-2.DWIBSは前立腺がんの骨転移を調べる検査に保険収載~適応条件:未治療でPSA≧10ng/mL、かつ直腸診陽性またはGleasonスコア≧8の前立腺症例等~
■DWIBS(拡散強調画像)

注:DWIBSの検査金額は検査部位により違いがあるので事前要確認
・MRIに造影剤を注射すると見事に『乳かん』の領域が分かる

・ガンは大きくなる為(=栄養補給手段として)『血管』を必要とする

・造影剤(糖成分)を投与するとパッと染まる
⇒綺麗にガンを映し出す事ができる

■造影剤を必要としないDWIBS(拡散強調画像)
⇒ガンは映っている

・正常の組織(拡散速度 大)とがん組織(拡散速度 小)の違い
・拡散強調画像とは
⇒正常な組織は信号を抑制して映さないようにする
⇒がん組織は信号を白く光るようにする
