⑤-3-3-5.成年後見制度のデメリットを回避するなら「家族信託」という選択肢も

■家族信託

「親族間に争いはないし、詐欺にあう危険性も低い。でも、将来の認知症による資産凍結は防ぎたい…」 「もっと家族の想いに沿った、柔軟な財産管理がしたい…」このようにお考えの方に、ぜひ知っていただきたいのが「家族信託」という選択肢です。

家族信託は、成年後見制度の多くのデメリットをカバーし、元気なうちから始める「オーダーメイドの財産管理」を実現する仕組みとして、近年非常に注目されています。

■家族信託とは?成年後見制度との違いを比較表で解説

本人が元気で判断能力があるうちに、信頼できる家族(例えば子)との間で契約を結び、自分の財産(不動産、預貯金など)の管理や処分を託す制度です。

「私が認知症になったら、このアパートの経営と預金の管理を長男に任せる」といった内容を、あらかじめ契約で具体的に決めておくことができます。

成年後見制度との違いを比較すると、その特徴がより明確になります。

■生前贈与や資産活用も可能!家族信託のメリット

比較表からもわかるように、

家族信託には成年後見制度にはない、多くのメリットが存在します。

あらかじめ契約で定めておくことで、本人の判断能力が低下した後でも、受託者(管理を託された家族)が以下のような行為をスムーズに行えます。

成年後見制度では裁判所の許可が必要で非常に困難なこれらの行為も、

家族信託なら家族の判断で迅速に実行できます。

出典:⑤-3-4.「死んだはずの人」がATMで振り込み?高齢者を食い物にする「身元保証サービスの闇」~甚野博則著より転記~ & 『成年後見制度』を悪用し爆益…後見人の合法詐欺スキームに注意せよ~不動産Gメン滝島~ &『家族信託』によるオーダーメイドの財産管理